【バイリンガル教育】アメリカ式子供のお誕生日会はこんな感じです

アメリカで暮らすようになり、子供はお友達の誕生日会に招待される機会が増えました。

各家庭によって、お祝いの仕方は様々ですが、小学生くらいまでは年に一度のお誕生日を友達とにぎやかにお祝いする事が多いようです。

日本に住んでいたころは家族や実家の両親とお誕生日会を開いていましたが、アメリカにいる今、お友達の誕生日会に感化された子供たちが、「こんな誕生日会したい!」と誕生日に向けテンションが上がっていき、これから毎年誕生日をどう祝うかで、親は頭を悩ませそうです。

アメリカ流1歳のお誕生日

私が今までで一番驚いたお誕生日会があります。

ハワイの現地の方と結婚した親友が、娘さんの1歳のお誕生日会をするので「参加してもらえたら嬉しいな」と以前から話していました。

場所が場所なだけに夢のような話で終わりかけていたのですが、なんと私の身内がハワイで結婚式をすることになり、時期も重なるというミラクルが起きたため、お誕生日会にも参加させてもらいました。

 

出典:ぱくたそ

 

「1歳の誕生日のお祝いの為に?」と思いますが、ハワイでは1歳のお祝いが盛大に行われる理由があります。

その昔、まだ医療が発達していなかった頃、ハワイでは多くの赤ちゃんが1歳になる前に亡くなってしまったそうです。
そのため、無事に1歳まで成長できたことを皆でお祝いする風習がまだ残っているようです。

会場には親族、友達、会社の同僚などなど、「ここは披露宴会場!?」と思うような人の数と、豪華な料理が用意され、にぎやかなパーティーになりました。
きっと主役はなにも覚えていないでしょうが、将来その時の写真を見て「これだけの人にお祝いしてもらったんだ」と感動するんじゃないでしょうか。

豊富なバースデープラン

子供がもう少し成長し、幼稚園や小学校などでお友達もできたら、人気なのが一緒にお祝いできるパーティープランです。

その種類は豊富で、ゲームセンターとレストランが一緒になったような施設でお祝いしたり、ボーリング場、トランポリン場、プール、ケーキ屋さんでみんなでカップケーキ作りプランなどなど、大体子供が2~3時間ほど遊んで楽しめるバースデープランが豊富にそろっています。

例えば、ボーリング場やトランポリン場なら子供10名分のプレー料金+食事代+飾り付けなどが全て含まれたパッケージになっているので、親は招待状を作るくらいでいいのです。
飾り付け、食事作り、後片付けなどの心配がなく、2~3時間と時間制限があるところが多いので、時間になったらさくっと終われる気軽さもいいですよね。

もしお友達を招待してパーティーをしたいと言うのであれば、私は断然バースデープランに頼ってしまうでしょう……。

出典:写真AC

 

自宅で盛り上がるお誕生日会

娘の友人のお誕生日会は、移動動物園を自宅に招くという驚きのものもありました。

動物も逃げ足の速くない爬虫類や、亀など!
皆で触って遊んで、子供は興味津々でした。

それから、よくあるのがバウンシーハウスという、空気で膨らませた簡易の遊び場です。
簡単にレンタルできるので、自宅の庭に設置すれば子供は永遠に跳ねて遊んでいます。

夏場であれば、滑り台付きの巨大プールを膨らませてプールパーティーでお祝いなんてこともあります。
大きな庭があるからできるのですね。うらやましいです。

グッディバッグ

お誕生日会にかかせないのが、グッディバッグです。

「今日はお誕生日会に来てくれてありがとう」
の気持ちをこめて、お祝いに来てくれたお友達に渡すお土産袋のようなものです。

 

出典:ぱくたそ

 

中身はお菓子や、文房具やちょっとしたおもちゃなどを入れたお楽しみグッズで、主役じゃなくても最後はプレゼントをもらって帰れるのは子供にしてみたら嬉しいですよね。

今月は2度、娘のお友達のパーティーに招待されています。

招待されたらプレゼントを用意したり、主催者はパーティーの準備をしたりと、大人が一番大変なお誕生日会ですが、主役も、招待された子供たちもみんながニコニコしている笑顔を見たら、やっぱりやってよかったなーって思うんでしょうね。

ライター

アメリカに住む2児の母、あおばです。



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