
日本生まれの2人の我が子は日本語が第一言語でしたが、父親がアメリカ人のため将来アメリカに住むことを考え、物心ついたころから英語の教育も取り入れ始めました。
現在はアメリカに住んでいますが、日本でも実践できる、英語に慣れるためのいくつかのステップをお話したいと思います。
1.幼児期から英語のおもちゃで遊ばせる
我が家にはアメリカのおもちゃ、英語のおもちゃであふれていました。
単純にデザインがカラフルで可愛いからという理由もありますが、音が出るおもちゃに関しては英語を耳で覚えるよいきっかけになると思ったからです。
出典:ぱくたそ
その中でも一番買ってよかったと思えたおもちゃは、フォニックスをメロディーにのせて歌っているものでした。(フォニックスとは文字と音に規則を持たせて発音する音声学です)
アルファベットのAからZまでがそれぞれマグネットになっていて、本体にひとつずづはめ込むと
「“A” says “ei(エイ)”, “A” says “a(ア)”. Every letter makes a sound, “A“ says エイANDア 」
と言った感じで各アルファベットのフォニックスをメロディーにのせて歌うので、何度も聞いているうちに耳に残り、子供としてはマグネットで遊んでるだけのつもりでも発音が知らぬ間に身についていたりしました。
2.図書館に通う
アメリカに来てから子供の楽しみがひとつ増えました。
それは図書館に通う事です。
近所の図書館には児童書用のカラフルでかわいい部屋があり、子供用プログラムで遊べるコンピューターも設置されています。
学校で本読みの宿題が毎日出されるので、週に一度4.5冊借りるのが習慣になりました。
家にも買った本がたくさんあるにも関わらず、なぜか子供は図書館で借りた本により興味を持つことがわかりました。
7歳の娘は毎日自分で本を読むことが宿題なのでタイマーを片手にたどたどしくも本を読み、何分読んだかを申告するという宿題です。
5歳の息子は親が読み聞かせをするのが宿題なので読んであげます。
出典:写真AC
自分たちで選んだ本なので興味も倍増するのか、この習慣が楽しみのひとつとなっています。
3.日本昔話英語編を活用
アメリカ人の主人はなぜか昔話の桃太郎が好きです。
時間がある時は主人が英語の本の読み聞かせをするので、日本昔話の英語版はないものかと本屋を探したところ、ぴったりの一冊を見つけました。
鶴の恩返し、かちかち山、はなさかじいさん、桃太郎などの有名な日本昔話が日本語と英語で書かれているものです。
毎晩寝る前に読み聞かせをするのですが、子供が日本昔話の本を選んだ時は「今日は日本語で読んで」とか、「今日は英語で」とオーダーが出ます。
英語で読んでちょっとしっくり来ないニュアンスなんかも、日本語バージョンで読んであげると「なるほど」と分かったりもするので、両方の言語を覚えるのに大活躍していると思います。
4.英語で日記を書かせる
今年の夏休みに始めたことがあります。
それは、日記や絵日記を英語で書かせることです。
娘はまだ上手に文章を組み立てたりできず、わからない英単語も多くありますが、とりあえず口語通りに書き出してみるというものにチャレンジしました。
フリーライティングなのでなんの規則にも縛られず、書くことが楽しいと思ってくれればいいと思いました。
5歳の息子はまだ文章は書けないので、絵日記と大文字小文字のスペルを一日ノート一枚書くのを日課にしました。
きらきら星のメロディーでのABCの歌は歌えたので、それに合わせアルファベットを何度も何度も書いて覚えていました。
出典:写真AC
おかげで、9月のキンダーガーテン(一年生になるひとつ前の学年)に入る前までには、アルファベットの大文字、小文字はマスターしました。
二カ国語をマスターするのは子供ながらに大変だと思いますが、親としてできることはいかにそれを楽しく実践できるかだと思います。
2児のママ、あおば。
バイリンガルの子供の育児に奮闘中です。