
ひらがなは「あいうえお」から順に練習を始めると、書くことが嫌いになってしまうかも知れないと聞いて慎重に選んだ結果、我が子に初めて与えたひらがなドリルは成美堂出版の「はじめてのひらがな」でした。
最初は「し」「く」などの簡単に書けるひらがなの運筆から始め、実際にひらがなを書いてみることでスムーズに学習が進みましたよ。
それでは、はじめてひらがなを練習する際におすすめしたい、運筆からひらがな導入までを学習できる3つのドリルを比較します。
「はじめてのひらがな・成美堂出版」は23文字のひらがなが楽に学べる
まずは我が子がひらがなを好きになるきっかけとなった、「はじめてのひらがな・成美堂出版」です。
成美堂の教材はよくできていて、信頼できる印象です。
私は資格を取るのが好きなのですが、大人用の資格試験用のテキストや問題集でも成美堂出版のお世話になることが良くありますよ。
幼児用ドリルなので、ひいき目なしに書店で他のドリルとよく比べたのですが、こちらのドリルが一番わかりやすくできているように感じました。
「はじめてのひらがな・成美堂出版」の概要
「はじめてのひらがな・成美堂出版」は2・3・4歳児向けとなっており、成美堂出版のひらがなシリーズでは一番やさしい内容となります。
「はじめてのひらがな・成美堂出版」の内容と付録
A4サイズ(縦)64ページ。付録に「できたよシール」と「おけいこボード」「ひらがなひょう」がついています。ひらがな23文字が学べます。
「はじめてのひらがな・成美堂出版」の価格
「はじめてのひらがな・成美堂出版」の価格は660円(税抜き)
「はじめてのひらがな・成美堂出版」の良いところ
たくさんある幼児向けひらがなドリルの中から、成美堂出版の「はじめてのひらがな」を選んだのは、23文字のひらがなが学べること、繰り返し使える「おけいこボード」がついていたからです。
まず、練習するひらがなの文字の形に似た形の運筆練習をして、次のページですぐに練習した形に似た、ひらがなの練習をするので、あっという間に簡単なひらがなが書けるようになります。
角やまるみのある字を書く時のヒントがわかりやすく載っているのも良かったですよ。
「おけいこボード」は成美堂出版の幼児用ドリルにつく付録です。ドリルで練習した文字を、ホワイトボード用のマーカーで何度も練習できます。
幼児が使いやすい厚めの紙で、書きやすいA4サイズ。そしてかなりの ボリュームですから、100円均一などで薄いドリルを購入するよりも結果的にお得だと思います。
「はじめてのひらがな・成美堂出版」のデメリット
学習させるうえで特にデメリットは感じませんでしたが、100円均一などのドリルに比べて重いです。しっかりした紙でページ数が多いので仕方ないですね。
うちは双子なので、もちろん2冊購入。帰宅時重くて大変でした……。
荷物の少ない時か、パパも一緒の時に買いたいですね。こちらからも購入できますよ。
直線を書く練習から始めたいなら「はじめてのひらがな1集・くもん出版」
みんなが大好き「くもんドリル」。我が子達もよく利用しています。
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」の概要
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」は、2・3・4歳向けで、このあとの2集に続きます。1集では一筆でかけるやさしいひらがな10文字を練習します。
くもん出版のひらがなシリーズでは、一番やさしく、縦線などの基本的な運筆練習から始まります。
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」の内容と付録
A4サイズ(縦)80ページ。「できたね!シール」と「表彰状」がつきます。
線を書く練習から始まるので、ページ数は多いですが、ひらがなの練習のボリュームはそれほど多くありません。
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」の価格
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」の価格は660円(税抜き)です。
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」の良いところ
縦線、横線の運筆から始まるので、まだ運筆練習が充分でないお子さんには良いでしょう。
幼児期は、線を真っすぐ書くことも初めての経験ですから、運筆練習をたくさんしてから、無理なく文字練習をさせたいですね。
くもん出版の幼児用ドリルには「表彰状」がついていて、子ども達はドリルを最後までやり遂げ、「表彰状」を貰えるのを楽しみにしています。
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」のデメリット
1集で10文字、2集で24文字を学習します。運筆練習が主なので、ひらがなを網羅するのに時間がかかりそうです。
なかなか進まないと、飽きてしまう可能性があるかも知れませんね。
私は、運筆練習は、迷路や点つなぎなどのドリルで充分に行ってから、ひらがなを練習させる方が効率が良いと考えた為、このドリルは選びませんでした。
でも、お子さんの性格によっては、こちらのドリルでゆっくりと学んで行った方が良い場合もあるでしょう。
「はじめてのひらがな1集・くもん出版」はこちらから無料で試し読みが出来ます。
ドラえもんが好きなら「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」
こちらも上記の2つと同様に、運筆練習の延長で自然と書ける簡単なひらがなから始めます。
しかも、ドラえもんの楽しい挿絵付きです。
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」の概要
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」は2・3・4歳向けです。
運筆練習の延長で書ける、簡単な14文字のひらがなが学べます。ドラえもんと楽しくおけいこをしながら、ひらがな導入ができますよ。
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」の内容と付録
A4サイズ(横)66ページ。
ドラえもんの「あいうえおカード」「おけいこシール」がついています。
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」の価格
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」の価格は760円(税抜き)です。
出典:ぱくたそ
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」の良いところ
キャラクターモノの幼児ドリルは内容が今一つと感じていたのですが、「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」は内容もわかりやすく、充実しています。
我が子達が2歳の頃はアンパンマンが大好きで、ドラえもんはそれほど興味がありませんでした。
ドラえもんが好きなお子さんなら、とても喜んでくれそうですね。
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」のデメリット
あくまで、ひらがな練習の導入用なので、これ一冊でひらがなが書けるようにはならないと思います。
また、ボリュームの割には、少し高いかも知れません。ドラえもんのカードがついているので、その分かも知れませんね。
「ドラえもん はじめてのひらがな・小学館」は、こちらから購入できます。
導入時には、ひらがなが好きになる工夫があるドリルを!
子どもは、一度文字を書くことが楽しいと感じれば、あとは放っておいてもどんどん練習します。まずは導入でひらがなを好きにさせることが大切です。
たくさん褒めて、楽しく学ばせたいですね。
ライター くまみー
子育てと、映画を観ることが趣味。双子男子の母です。
子ども達が健やかに育つために、自分にどんなことができるのか?
学習方法やしつけについて常に考え、実践しています。