
1歳前後で激しさを増してくる夜泣き。
やっと寝てくれたと思っても1、2時間すると急に泣き出してまた寝かしつけをするという毎日を繰り返している方は多いと思います。ママは24時間休みがない状態で大変ですよね。
そこで、私がメディカルハーブの知識を活かして実際に試した、夜泣き対策をご紹介します。
昼間にたくさん遊ばせれば夜泣きしないの?
夜泣きを解決する方法としてよくアドバイスを受けるのが、昼間にたくさん体を使って遊ばせるという方法だと思います。
まず、遊ばせるという方法ですが、遊ばせた後に疲れて寝てしまって逆に夜中に起きてしまったという話を聞くことがあります。
また、子どもは寝ている間に昼間に受けた刺激を脳内で整理するそうなので、昼間に遊んだ興奮が夜中に脳内での刺激になりいつもより激しい夜泣きを経験した方もいらっしゃるようです。
出典:写真AC
ハーブティで夜泣き対策
そこで私が実際に行ってみた方法をご紹介します。
ヨーロッパ、特にドイツでは夜泣き対策としてカモミールティーを飲ませています。メディカルハーブ先進国であるドイツでは一般的なことだそうです。私も実際に飲ませていました。
劇的な効果があるわけではありませんが、徐々に夜泣きの度合いが減っていたように思います。
ハーブティの良いところは薬ではないので体に優しいですし、小さい子どもからも安心して使えることです。
カモミールティーで夜泣き対策する方法
1歳前後の子どもには通常濃度のカモミールティーでは濃すぎるので、大人が飲む濃さの約5倍程度に薄めて与えます。
飲むタイミングは寝る前でも良いのですが、ハーブティは優しく全身に作用するので、ご飯を食べたあとやお風呂に入ったあとなど、寝る1~2時間前くらいに与えると寝つきもよくなります。
母乳で水分補給しているお子さんは、ママの母乳から摂取することもできます。
カモミールティーはママにも嬉しい効果が!
ハーブティをいれる時の香りや蒸気はママにも癒しを与えてくれます。カモミールにはリラックスさせる作用があるので、育児でストレスがたまったママにも最適です。さらに冷え性や月経痛にも効果があります。
中には危険なハーブも!赤ちゃんに与える時の注意点
ハーブティには飲む時に注意しなければならないこともあります。
ほとんどのハーブは赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用することができますが、使用を避けた方が良いハーブもあるのです。
例えば数年前に流行ったマテ茶ですが、こちらは赤ちゃんにはおすすめのしないハーブティになります。
マテ茶はその名の通りマテというハーブを使用します。このハーブは別名『飲むサラダ』と言われるほど、ビタミンや鉄分、カルシウムなどミネラルを豊富に含んでいます。
とても体に良いハーブなのですが、ノンカフェインではなく、コーヒーよりは少ないですがカフェインを含んでいます。
大人にとっては微量なカフェインでも、体の小さな赤ちゃんにとっては重大です。赤ちゃんに与えることはもちろんですが、授乳中のママもマテ茶を飲むことは避けた方が良いでしょう。
今回紹介したカモミールは安全性が確認されている赤ちゃんからお年寄りまで飲めるハーブです。
実はピーターラビットの童話にも登場している、世界で最も親しまれているハーブの1つなんです。
赤ちゃんの夜泣きだけではなくママにも優しいカモミールティーで、毎日の夜泣きストレスを軽減してみてはいかがですか。
ライター たまバディ
1歳児の母です。ベビーマッサージとメディカルハーブの資格を子育てに活かしています。