
うちの息子は完母だったのにもかかわらず、生後4ヶ月で10kg超えていました。
赤ちゃんはムチムチしているものだし、こんなものかなとそこまで深刻には考えていませんでしたが、検診で注意されてから少し悲しい思いもしました。
そんな体験談を紹介します。
実は、デカイなあとは内心思っていたけれど
息子の産まれた時の体重は3470gとわりと普通でしたが、おっぱいをよく飲むようでどんどん大きくなっていきました。
産院でお世話になった助産師さんや、市の保健士さんに聞くと
「おっぱいはいくらでも飲ませていいから欲しがったらあげて。泣いたらおっぱいって感じでいいよ。」
と言われたので、言われるがままにとにかく授乳をしていました。
出典:写真AC
しかし、どんどん大きくなり、おむつのサイズもどんどん上がり、外出するとまだ3ヶ月でも
「大きいね!8ヶ月くらいかな?」
なんて言われるのは当たり前でした。
私も「やっぱりデカイよなあ…」とぼんやり考えていましたが、その当時は地区センターなど他のお友達と交流できる場所に行ったことがなかったので、同じ月齢の子を見たことがなく、息子の大きさがそこまで深刻なものとは思っていませんでした。
「ダイエットさせろ」と言われる
4ヶ月検診の時に初めて同じ月齢の子たちに会うことができました。
まじまじと見ることはできませんでしたが明らかに息子はデカかったです。
体重測定の時に前に並んでいた赤ちゃんは、「6kg~」と言われ普通に終了していました。
ところが、息子は「10kg~」というスタッフさんの声にその場がザワついたので、急に恥ずかしくなり、タオルで包んで目立たないように小さくなっていました。
その後、声が小さくて何を言っているのか、聞き取れないおじいさん先生の診察でしたが「肥満児!」と何度も言われているのは聞き取れました。
更に母子手帳にも肥満児と記入され、「ダイエットさせろ」と言われ個別に助産師さんの面談を受けることになりました。
助産師さんを待っている間、
「今まで頑張って育ててきたつもりなのに。母乳はいくらでもあげていいって言われたのに。赤ちゃんにダイエットなんて聞いたことない。かわいそうすぎる。」
という色んな思いで頭が混乱し、涙が止まらなくなりました。
出典:写真AC
その後、面談をしに来てくれた助産師さんは泣いている私に少し引き気味でしたが、おっぱいを減らすのを頑張ってみようとアドバイスをしてくれました。
息子のダイエット生活が始まりました!
大人が挑戦するダイエットとは少し違いますが、これ以上体重が増えすぎないように授乳の回数を徐々に減らしていくことになりました。
それまでは大体10回していた授乳を極端にではなく少しずつ減らし、”泣いたらおっぱい”というのを辞めました。
私が思っていたより息子は平気で、回数が5回ほどまで減り、毎日大体ですが体重を測り経過をみて3ヶ月後に母乳相談を受けたときには
「この調子でいこう」
と言ってもらえようやくホッとできました。
ぽっちゃりちゃんを育てるのに大変だったこと
体重管理に関しては最初指摘された時にショックを受けたもののわりとすんなり解決できましたが、その他にも太めの子を育てるのには大変だったことが2つあります。
1.おむつがすぐにサイズアウトになってしまうこと
おむつが4ヶ月でLサイズになってしまいました。
月齢が低いうちはおむつ替えの回数が多いのに売っているおむつはサイズが上がるにつれて個数が減るのでとにかくコスパが悪く、家計にダメージを受けていました。
2.私が腱鞘炎になってしまったこと
腱鞘炎は、一人目の子を持つ親がなりやすいと言われています。
初めての育児で、赤ちゃんを抱く手に変な力が入ってなることがあるとのことですが、私の場合は、それプラス
「息子さんの体重が関係するかもね」
と、お医者さんに言われました。
ちなみに痛みとしては手首がはずれそうでコップも持てない程に痛かったです。
湿布を処方してもらいましたが手を洗うことが多かったのですぐだめになり、あまり長時間は貼っていられず数ヶ月痛みと戦って気づいたら良くなっていました。
出典:写真AC
ぽっちゃりちゃんを持つママへ
今でこそ笑い話にできますが、その時はとても笑えず辛い気持ちでした。
しかし、検診で指摘されたおかげで今はやや大きめくらいのサイズに安定しています。
また、周りには逆に太れなくて悩んでいるママさんもいるという事を知り、太くても息子は元気に育っているということをありがたいと思えるようになりました。
初めての育児でわからないことだらけの中、ネットや育児の専門家や先輩に言われたことをそのまま鵜呑みにしすぎると良くないなと思いました。
「○○しろって言っていたのに」などと、人のせいにするのはおかしいですし、赤ちゃんは一人ひとり違うので、もっと自分の子の事をよく見てその子のペースに合わせることができていたら、こんなに悩んだり大変な思いをせずに済んだかもしれません。
アドバイスはあくまでも参考程度にしておくといいと思います。
あとは、もっと積極的に同月齢の子が集まる場所に参加して情報交換をするといいですよ。
ライター tomo
現在1歳2ヶ月やや太めの息子を子育て中の主婦をしております。