
最近は育児に積極的な“イクメン”が増えてきているそうですが、私はイクメンパパのいる家庭がとても羨ましいです。
今でこそようやく主人に息子を預けて外出などできるようになりましたが、うちはそこまで信頼するのに少し時間がかかりました。
そんな我が家の体験談をご紹介します。
育児は一緒にしてくれないの?
産院を退院してから初めての夫婦だけの育児。私はとにかく不安だらけでした。
他に頼る親戚などがいなかったので、産院から
「産後1週間は安静にしてパパは協力をするように」
と言われており、主人がたまたま夏休みに入ったということもあって、主に料理を担当してもらいました。
そのおかげで息子の世話に集中できたので助かるという気持ちがありましたし、子育ての先輩方がよく言っている
「夫を褒めてその気にさせ、うまく使う」
という作戦も兼ねて積極的に
「ありがとう。助かる」
と声をかけるようにしていました。
しかし、そんな主人も育児に関しては
「やろうか?」
という言葉はかけてくれず、自分から育児に参加しようとはしてくれませんでした。
わからないのは当たり前
出典:写真AC
主人は息子を抱っこはするものの、おむつが汚れた時や抱っこしても泣きやまない時、沐浴など全て私にバトンタッチしてきました。
そんな状況で新生児の育児をしていて、食事すらまともに取れずにイライラしてしまい、
「なんでやってくれないの?!」
と私が爆発すると、
「だってわからないもん」
などと、子供のようなことを言われ余計に腹が立ちました。
わからないなら、わからないなりに努力する姿が見たかったので本当にがっかりしました。
ですが、少し冷静になって考えた結果、
「私が怒ってばかりだと前に進めないし、わからないのは当たり前の事だ。主人がわからないこと・できないことを一つずつ教えていこう」
と決めました。
わりと頑固な性格の主人でしたが、教えてみると意外と素直に聞いてくれ、一つずつできることが増えていき、前より積極的に息子の世話をするようになっていきました。
赤ちゃんのふりをして「うまく使う」
「夫を褒めてその気にさせ、うまく使う」
という作戦はうちの場合あまり意味がありませんでした。
うちの主人は褒めると
「そうでしょう?俺だってやる時はやるんだよ」
と満足してその後は継続しなかったからです。
そのため、私は褒めることより
「息子のフリをして、うまく使う」
作戦に変更しました。
私があれしてこれしてと、指示すると主人も嫌々な感じがあったので息子が訴えているようにわざと
「あれ?お父さんの方ずっと見てるな。抱っこしてほしいんだね」
とか
「私じゃ嫌みたい。お父さんにお顔拭いてほしいんだって」
などと言ってみます。
出典:写真AC
すると主人も
「そうなの?仕方ないなあ~」
と、ちょっと嬉しそうにしながら世話をしてくれるようになりました。
おそらく息子から頼られている感が嬉しかったのだと思います。
現在息子は1歳になりましたが今でも時々その作戦を使って主人が気分良く協力してくれるようにコントロールしています。
育児の大変さを知ってもらう為に、思い切って預けて外出する
今度は
「育児ってこんなに大変なんだぞ」
ということを、わかってもらった時の体験談をご紹介します。
私はそろそろ任せても大丈夫かなと思うようになってから、主人に息子を預けて外出するようになりました。
まだ月齢が低いうちは長時間の外出はしなかったので主人も
「平気だからもっとゆっくりしてきなよ」
と余裕でした。
ですが、息子が動き出すようになってからは
「いたずらばっかりで、自分が何か作業しようとすると必ず邪魔をしてくるので何もできない…」
と、ため息をつくようになりました。
お昼寝時間も短くなり、すんなり子守ができなくなってきて少しは育児の大変さが伝わったようです。
その時、ようやく勝ったような気分になりました。主人だって仕事を頑張っていて毎日疲れているのは理解しているつもりですが、それと育児は別で考えてほしかったのです。
性格に合った方法を探して
新生児の育児中は特に、自分に余裕がなくなり感情的になってしまうことが多かったです。
しかしそこは少し冷静になり、パパさんと話し合ったりアドバイスをしたり自分が育児をしていて困ったことを相談したりしていくと、パパさんも育児にもっと協力的になってくれるのではないかと思いました。
出典:写真AC
よく“男はみんな○○だから”という言葉を聞きますが、育児と同じでマニュアル通りにはいかない事もあるので、そのパパさんの性格に合ったコントロールの仕方を探してみてはいかがでしょうか。
ライター tomo
現在1歳2ヶ月やや太めの息子を子育て中です。