【海外育児事情】この時期だけのご馳走も!アフリカで子供と過ごすクリスマス

私たちがアフリカのとある国に住んで早3年になりました。

だいたいクリスマス~新年の時期に休暇をとって日本に帰ることが多いのですが、今年はそのままアフリカでのクリスマスを過ごしました。
ヨーロッパともまた違うアフリカンクリスマス。知人の体験談も織り交ぜてレポートします。


学校も長期休みに!その名もクリスマス休暇

ハロウィンに続き、子どもたちが楽しみにしているのはクリスマスパーティー。
我が家の子どもたちが通うインターナショナルスクールは12月15日が年内最後の登校日でした。
みんなお菓子やちょっとしたプレゼントを持ち寄り、仮装もOK。授業はほとんどなくみんなでクリスマスの歌を唄ったり、ゲームをしたり楽しい時間を過ごしたようです。
お迎えに行くとこんな作品を持って帰ってきましたよ。さぁ、ここからは1月1日まで長いお休みが続きます。

スーパーに表れる変化!?

11月までは何の変哲もないスーパーだったのに、12月になったとたんクリスマスの雰囲気がただよいはじめます。
最初に目に留まるのはお店の屋根に現れるサンタや白熊などのデコレーション。
雪の全く降らない地域なので若干浮いている気はしますが、子どもたちはそれだけでもちょっとテンションが上がります。ふだんは私1人で買い物はサクッと終わるのですが…さて、店内にはどんな変化があるのでしょうか?

プレゼント大量入荷!

やはりクリスマスと言えばみんなが楽しみにするのはプレゼントですよね。ふだんはおもちゃコーナーなんてほとんどないようなものなのに、この時期だけは陳列棚3,4列分のおもちゃが大量入荷されます。休み中なので子どもをつれて買い物しているわけですが、おもちゃコーナーはダッシュで通過!極力目に留まらないようにします。
だって、ミニカーからセグウェイまで、自国生産できるものがほとんどないので日本の数倍の価格で販売されているのです。
年間通してもこの時期くらいしか大型おもちゃは入ってこないので、大人によるおもちゃ争奪戦が始まります。ただし、みんながプレゼントを買うのは本当に直前なんです…。

ラッピングコーナーは長蛇の列

クリスマスは25日とわかっているのだから、ちょっと早めに動き出すのが日本人。
ヨーロッパに住んでいたときには12月頭からクリスマスセールが始まり、早期に購入する人は10%引きなんて特典がありました。

ところが、アフリカはそうじゃないんです。24日に足りない食材を買いにスーパーに行ったところ、あふれる人々…。カートには大型おもちゃと一緒に子どもも放り込み、カオス状態!
子どもに内緒で準備する人ももちろんいるんでしょうが、ぎりぎりになって動き出すところにアフリカンな国民性が表れているなぁと思いました。ラッピングサービスなんてふだん行われないので、店員さんも不慣れです。だからラッピング待ちの行列もすさまじい…。できるだけクリスマスに出かけるのはやめておこうと思った出来事でした。

この時期だけのごちそうも

ヨーロッパからの移民も多い土地柄、クリスマスにはエスカルゴ、オイスター、フォアグラなんてごちそうが店頭に並びます。ワインもこの時期限定で入荷されるものが多いのでお酒好きなご家族はまとめ買いされるのだとか。バタークリームタイプのブッシュドノエルだとそれなりに日持ちもするらしく、お店の真ん中に山積みでした。

どんなクリスマスパーティーが行われる?

ご紹介したとおり、クリスマスパーティーを楽しむ文化はアフリカにもあります。キリスト教徒はクリスマスのミサに行きますし、家族での時間を大切にします。だからうちのドライバーさん(キリスト教信者)にはがっつり休暇をあげましたよ~。

我が家のホームパーティー

我が家では夫の同僚を招いてランチ&ディナーをしました。総勢10人分の食事を作ったので、下準備はまる2日かかりましたがやりきった感はここちよいです。
チキンに巻きずしに何でもあり!な日本人らしい?持ち寄りパーティーになりました。
子どもたちも日本人だらけのクリスマスを楽しんでくれたようで、カードゲームをしたり、カラオケをしたり大いににぎわいました。

現地の人のホームパーティーは?

我が家の隣はレストランなのですが、クリスマスイブは貸し切りパーティーだったようです。アフリカの特徴だと思うのですが、パーティーのときには、それはそれは爆音でアフリカンミュージックを鳴らします。その会場にいたら絶対会話が成り立たないと思うのですが、それが夜通し続くので近隣住民は大変です。
ですが、お互い様という感じなのか苦情は特にないようなのが不思議です…。
お友達家族は最近生まれた赤ちゃんのお披露目もかねて知人宅のパーティーを3件はしごしたと言っていました。クリスマスでも普通にスーパーやレストランは営業しているようですし、ヨーロッパに比べるとにぎやかな(さわがしい?)印象です。

ヨーロッパ、アフリカでのクリスマスを経験した私たちですが、みんなでわいわい過ごす楽しみは世界共通なようです。
日本ではクリスマスが終わればお正月に向けて雰囲気が変わってきますが、こちらでは年が明けるまでクリスマスの余韻を楽しむ人が多いようで、我が家の建物もクリスマスリースやツリーを飾ったままの家庭がたくさんありますよ。
気温が30度近くなので全く年末感はないのですが、子どもたちと一緒に楽しいクリスマスが過ごせてよい思い出になりました。

ライター めりーまま
海外と日本を行ったり来たり。5歳と3歳の姉妹を育てています。



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