
来年の1月で、夫の海外赴任が始まって丸6年が経ちます。
長女が生まれてすぐのことだったので間違えることはありません。
最初は海外育児にてんやわんやだった私ですが、次女も生まれ、だんだん異文化の中での生活にも慣れてきました。
ヨーロッパ、アフリカと住む環境は変わっても、家庭はほっとできる場所にしておきたい。それがずっと私が想ってきたことです。
今回は海外育児をする上での私のちょっとしたこだわりについて書いてみたいと思います。
午前中に家事を終わらせる
こちらの学校の開始時間は日本よりも早いです。
6時15分に起床し、7時に家を出て7時20分から授業開始です。
朝、子どもたちを送ってからは皿洗い→洗濯→夕食までの食事の下ごしらえ→掃除機かけと一気に9時までに終わらせるのが毎日の目標です。
週に1,2回ほどは9時から10時半くらいの間で食材の買い出しに出かけることもあります。
だいたいの家事を子どもたちがいない時間に終わらせておくと、なんだか心の余裕ができるというか、何かハプニングがあったとしても大丈夫と思えるのです。
本当はできたてを食べたほうがおいしいのかもしれませんが、日本でも作り置きおかずが流行っているようですし、うちはこれが合っています。
出典:写真AC
特に雨季の時期にはいつ停電、断水が起こるかわかりません。
できることは後回しにせず、ベストを尽くす!「明日やろうは馬鹿野郎」っていう言葉を聞いたことがありますが、アフリカではほんとそれを実感することになります。
2人が学校に行ってくれるようになり、完全に自分だけの時間ができたことで子どもたちにより優しくなれるようになった気がします。
午後からの子どもとの時間を大切にするためにも、平日は午前中に何が何でも家事を終わらせます!
1日の最初と最後の送迎は自分で行く
長女は小学生なので、午前中の授業が13時半ごろに終わり、一旦家に昼食をとりに帰ってきて、再び15時~18時まで授業があります。
次女はまだ幼稚園部なので12時10分には終了です。
普通に考えると
1.朝2人を送る
2.次女を迎えに行く
3.長女を迎えに行く
4.長女を送る
5.長女を迎えに行く
これで、毎日学校まで5往復することになります。
そうなると、1日のほとんどが送迎の時間を気にして過ごすことになってしまうので、我が家では、1、2、5以外はドライバーだけで行ってもらうことにしました。
幸いとても優しく、時間に正確で運転の腕もよいドライバーを雇うことができたので、私がついていかずとも安心して子どもを任せられます。
出典:写真AC
全ての送迎をドライバーだけに任せてもよいのですが、長女と次女にとって1日のはじまりと終わりのときには母親である私がついていくようにしています。
お友達のご両親と顔を合わせたり、友達と遊んでいる様子を見るのは楽しいですし、子どもたちもやっぱり早く私の顔を見たいのではないかと思うのです。
季節行事を大切にする
日本から離れて長く時間が過ぎると、ひな祭りであったり、七夕であったり日本独特の季節行事に触れる機会が減ってしまいます。
今は海外で過ごしているので、もちろん住んでいる地域に合わせたイースターやハロウィンのイベントに参加していますが、いつか日本に帰るのだから自国の文化も知っておいて欲しいというのが親の願いです。
だから、友人同士で七夕飾りを作って笹に飾るパーティーをしたり、ひな人形を持ってきている方のおうちにお邪魔して浴衣を着てみたりしています。
もちろん、ただのイベントとして終わらせるのではもったいないのでその行事にちなんだ絵本を読み聞かせたりして、大人も一緒にその由来を味わいます。
海外在住者から見ると、ハロウィンやクリスマスなどの欧米の宗教行事を意味も知らずに仮装イベントとしていることがちょっと滑稽で恥ずかしく思えるのです。
本当の意味を知っている人ってどれくらいいるのでしょうね…。
出典:写真AC
日常の話から季節行事のことまで、私の海外育児のポリシーをつらつらと書いてみましたがいかがでしたか?
何となく、自分で読み返しながら
「これって日本に住んでいても変わらないことなんじゃないか」
という気もしてきたのですが、どうなんでしょう?
私たちの場合、海外に住んでいる分、自分たちは日本人なんだと意識することが多いとは思います。
しかし、子どもたちにとって家の中は自分をさらけ出したり、ほっとできる場所にしておきたい、子どもと季節行事を楽しみたいというのは住む場所に関係なく、すべての親が願っていることではないのかなと思います。
みなさんも子育てポリシー、持っていますか?
ライター めりーまま
海外と日本を行ったり来たり。
5歳と3歳の姉妹を育てています。