
家族で渡米して1年弱、今年も、年末に向けて時間が足早に駆け足で過ぎていきます。
日本には、まだ「クリスマスは恋人と過ごすイベント」のようなイメージがありますが、アメリカでは、クリスマスは家族でお祝いする日です。
感謝祭からのクリスマスモード
クリスマスシーズンに入る前に忘れてはいけないイベントが、感謝祭です。
アメリカでは毎年11月の第4木曜日に祝われるThanksgiving Day/サンクスギビングデー(感謝祭)の週を終えると、一気にクリスマスムードに突入します。
出典:ぱくたそ
このサンクスギビングは収穫を祝う感謝祭で、遠くに住む家族も集まって豪華な食事をし、アメリカ人にとっては家族で過ごす、日本で言うお正月のような祝日です。
短くても4連休、学校なんかは前後の週末も含むと9連休になります。
そしてサンクスギビングと切っても切れないイベントが、Black Fridayと言われる大バーゲンの日です。
早朝5時、6時、それよりも早くから開店するお店もあり、徹夜で行列に並び買い物に挑む人も多くいる名物イベントの一つです。
各店、大幅な値引きセールが行われるので、ここでクリスマスプレゼントを大量にゲットするのもひとつの目的になります。
アメリカでは、家族、友達、職場など色々なシチュエーションでプレゼント交換をすることもあり、準備するプレゼントの量はかなりのものになります。
このセールにかける気持ちも少しわかりますが、戦場のような売り場やレジへ続く長蛇の列を考えると私にはまだ参加する勇気がありません……。
11月末までおあずけのクリスマスデコレーション?
サンクスギビングの週が終わると気分もデコレーションもクリスマスまっしぐら。
9月頃から始まったハロウィンモードからサンクスギビングまで続いた「かぼちゃ色」のデコレーションもやっと終了、真っ赤でキラキラと綺麗なクリスマス仕様のデコレーションに、誰もがワクワクしてしまう季節です。
我が家でもアメリカ人の主人に
「サンクスギビングが終わるまではクリスマスツリーは出しちゃダメ」
と言われ続けているので、サンクスギビングが終わるのが待ち遠しいです。
出典:写真AC
プレゼントの山
子供の頃はサンタさんからもらうたった一つのプレゼントに胸を膨らませて、クリスマスイブの夜はソワソワしながら寝たものです。
そんな日本人的感覚でいた私ですが、結婚前に主人の実家で過ごしたアメリカ式クリスマスを目の当たりにびっくりしたのを今でも覚えています。
クリスマスツリーの足元には、クリスマスに向けてどんどん積まれていくプレゼントの山。
そして皆が待ちに待った12月25日の朝。
クリスマスは、サンクスギビングのように家族で集まってお祝いする事が一般的なので、家族みんながクリスマスツリーの周りに集まり、プレゼント開封のメインイベントが始まります。
開ける人の順番なんかも各家庭でそれぞれのルールがあったりもしますが、例えば、プレゼントをひとつランダムに選んで
「これは誰から誰へのプレゼントだよー!」
と発表されみんなの前で開封し、お披露目する。
それをプレゼントがなくなるまで順番に繰り返していきます。
私のもとにも、主人の両親、兄弟、祖父母、近所の人までもから(当時は知らない人ばかり)プレゼントをもらってしまい、驚きと嬉しさでいっぱいのクリスマスでした。
サンタさんからのプレゼントというよりは、大人にとっては日ごろの感謝をこめてちょっとしたプレゼントを贈りあうという感じですね。
大人にもサプライズいっぱいのとっても素晴らしい風習だと思います。
出典:ぱくたそ
でも、子供にとってはどちらが思い出に残るのかな?
本当に欲しいものがひとつ贈られるのと、色々なプレゼントがもらえるクリスマスとでは……??
私は、子供が本当にほしいものを一つだけプレゼントしたいのですが、それでは可哀そうだからといくつもプレゼントを用意してしまうのが主人です。
これまた、文化の違いなんでしょうか。
子供はまだサンタさんを信じているので、クリスマスツリーの下にサンタさんからのプレゼントも紛れ込ませて、クリスマスの朝を迎えるのが今年も楽しみです。
Black Friday、今年は行ってみようかな?多分行かないかな...?
ライター あおば
アメリカで2児の母してます!