虫嫌いなママやパパが快適にキャンプを楽しむための5つの対策

「虫が嫌いだから、大自然の中でキャンプなんて無理」
「子ども達は自然の中で遊ばせてあげたいけれど、そのためには親も行かなければならないのでしょう?とても憂鬱だわ」
その気持ち、私にはとても良く分かります。

そこで虫嫌いなママが10年間キャンプを楽しむことができた理由、そのための5つの対策をご紹介します。




キャンプのイメージは虫と不衛生な環境?

私たち親世代のキャンプのイメージと言えば、
「野外で少し汚い」
「虫だらけ」
「サバイバル」
というものが代表的でしょう。
少なくとも私はこんなイメージを持っていましたので、キャンプに行くなんて論外でした。

私自身、虫や不衛生な場所にとても弱く、野外の公共施設のお手洗いは基本的に利用しないタイプです。そんな私がなぜキャンプを始めたのか簡単にご紹介しますね。

なぜキャンプだったのか

子育て中は、旅行も何かと慌ただしく、余計に疲れてしまう、なんて経験はありませんか?
旅館では動き回る子を追って、常に気を付けていなければなりません。のんびり露天風呂から景色を楽しむなんて夢のまた夢。子どもが滑って転ばないように気をつけながら、自分がお湯に浸かる時間は一瞬でおしまいです。

パパに預けてゆっくりお風呂を楽しもうか、と何度も頭に浮かぶのですが、母性が邪魔をして実現ならず。結局、心配するくらいなら私がみよう、となるのです。

子どもと一緒に泊りがけの遠出ができて、ゆったりした時間を楽しむことができる方法を探った結果、ファミリーキャンプに辿り着いたのです。

私にとっては遠出を楽しむために、好きにならなければいけなかったキャンプ。
不安要素は可能な限り打ち消して挑みました。

キレイ好きで虫嫌いなママがキャンプを楽しむことができた5つの対策

最近のキャンプ場は、私のような女性でも十分に楽しめるよう、さまざまな工夫がされています。充実した設備と清潔感、心のこもったサービスが常識になりつつあるのです。自然の中のキャンプ場をキレイに維持することは、どれだけ大変なことでしょう。そこまでキャンプ場が努力してくださっているので、あとは下記の5つの対策をすればばっちりです。

1.高規格キャンプ場を選ぶ

高規格なキャンプ場をひと言で表すならば、設備が充実していて、管理人さんが24時間常駐しているキャンプ場になります。こういうキャンプ場は売店も充実しています。

キャンプ場の設備の中で、一番気になるのは、屋外のお手洗いです。コテージ内のお手洗いはそもそも虫の心配はありませんので、ここでは省略しますね。

ほとんどの高規格なキャンプ場のお手洗いは、建物の中になっています。
こういうお手洗いは、虫が侵入しないだけでなく冷暖房も完備しているところが多いです。洗面台もお洒落でエアータオルもあり、とにかくキレイです。ドアを開けると電気がついて、BGMが流れるキャンプ場もありますよ。
外と中を壁で遮断しているかどうかが虫対策では何より重要なのですね。

2.情報収集

キャンプ場の情報は、情報誌やホームページである程度把握できますが、虫に関してはそれだけでは不十分なのです。

季節ごとに変化する細かな虫情報は、情報誌には載っていません。
実際にその時期に訪れたキャンパーさんの生の声が一番確かですよ。

インターネットで、訪問する月、心配される苦手な虫、キャンプ場名で検索すれば、たくさんのレポートがヒットします。様々な角度から検索してみることをおススメします。

そして、キャンプ場に問い合わせることも大切です。ほとんどの不安は解消されると思いますが、それだけではありません。管理人さんやスタッフさんの対応がどのような対応か、情報誌では知り得ないキャンプ場の特徴が分かるのです。

3.ランタンは黄色系

日没後、暗くなるキャンプ場でテントサイトを照らす明かりはランタンです。
虫は、暗闇の中で光る明かりを目がけて飛んできます。
このランタンのカバー(グローブと呼ばれています)を黄色いものにすると虫が近づかないと言われています。

4.防虫効果のあるウエア

夏場は蚊やアブ、ブヨに気を付けなければなりません。生足を出してお酒を楽しんでいると虫に刺されて足首が倍に腫れあがり、強烈な痒みに数週間悩まされる心配があります。
私自身、キャンプ8年目の夏、油断してブヨに足首を刺されました。

でも、夏場の入浴後、さっぱりした体に防虫スプレーをかけるのは気持ち悪いですよね。そんなときはウエアでカバーしましょう。最近のウエアには、虫が嫌いな素材で縫製されているものが、たくさんあります。
洗濯しても効果は持続しますし、キャンプ以外でも活躍しますのでコスパは良いです。

5.スクリーンタープ

ヘキサタープやレクタタープは開放的で、気持ち良く、見た目にも美しいですよね。
しかし、虫を避けるのであれば、スクリーンタープが有効です。
リビングスペースをメッシュで囲ってしまえば、虫は入ってきません。笑顔で美味しい料理を楽しむことができるでしょう。
そして、日没後に気温が下がってきたら、メッシュの状態からフルクローズにすると暖かく過ごすことができます。できればスカートがついているタイプのスクリーンタープが良いでしょう。夏だけでなく秋冬も大活躍ですよ。

最後に

虫が嫌いでも、工夫次第では自然の中で子どもと一緒に笑って過ごすことができます。

キャンプ場では、自然に合わせたリズムで子どもは早い時間に就寝します。
子どもが寝た後は、焚火をしながらお酒を片手にゆっくりと夫婦で会話をしてみませんか?いつもの旅行とはひと味違ったものになるはずです。

ライター まちこママ
5歳と13歳の母です。長男が1歳でキャンプデビューしました。
サバイバルのようなキャンプではなく、無理せず快適に過ごせるキャンプを目指して楽しんでいます。



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