
子供の成長はあっという間ですよね。
その成長を嬉しく思いつつ、思いもよらないことを言われて、困ったことも次々と出てくるのが子育ての大変なところです。
うちの子が3歳児の頃は、子供の「私もやってみたい」という自立心に振り回され、毎日ヘトヘト&イライラでした。
3歳児は自立心が芽生える頃
子供は3歳頃になると、自分で色々やりたがる「自立心」が芽生えてきます。
例えば、洗濯を干していると、「私も干したい」、掃除機をかけていると、「私もしたい」などなど。
親がやっていることを「お手伝いしたい」と言ってくるのです。
出典:写真AC
頭では、「色々なことに興味もってきたんだな」「成長しているんだな」と分かっているのですが、それが朝の忙しい時間だと、正直なところ「えー、今?」と思ってしまうのです。
中でも私が一番困ったのは、これまた忙しい、夕飯準備中の「私もお料理したい!」でした。
理想は子どもと並んでお料理すること。でも現実は・・・
子供と並んでお料理、それは私の理想でもありました。
心と時間の余裕さえあれば、一緒に料理を楽しみたいのですが、毎日バタバタしていてそんな余裕などありません。
思わず、「えっと・・・今日はいいわ」と断ってしまったことが何度もあります。
そうなると子供は、せっかくの“やる気”を傷つけられ、泣き出してしまうこともありました。
その結果、余計に夕飯準備が進まなくてイライラ・・・なんてこともしょっちゅうでした。
そうならないよう、時々は「よし!今日は一緒にやろう!」と気合を入れて卵を割ってもらうと、ずっと混ぜ混ぜしていて離しません。
本などで読んだ、『子供のやることを待つのが大切』と頭では分かってはいても、早く夕飯を準備したい私としては「もういいよ、早くして!」とイライラしてしまうのです。
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また、子供の気分を盛り上げると楽しく出来る、とも聞いたので、子供用の包丁を買ったのですが、硬い野菜は切れず、なかなか上手くいかないので、またイライラしました。
一緒に料理を楽しむ余裕なんてありませんでした。
私が考えた子供のやる気を伸ばす方法は「当番制」
それでも、「一緒に料理を楽しみたい!」「子供の“お料理したい”を叶えたい!」と日々頭を悩ましていたところ、良い方法を見つけたのです!!
例えば、2~3歳の子でも出来る作業は、
*卵を割る&混ぜる
*お豆腐を切る
*玉ねぎの皮をむく
*ゆで卵の皮をむく
*スープなどを混ぜる
などです。
そこで、次のことを実践してみました。
当番制にしてみる
子供が出来る作業を「〇〇ちゃん卵割るの上手だから、卵係ね」と担当を決めてしまうのです。
すると、子供は“任されている”という意識が出てくるようで、嬉しそうな顔をします。
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先手必勝
次に、子供が「やりたい」と言う前に、「〇〇ちゃん、卵割ってくれる?」と先に呼んでしまうのです。
すると、子供は嬉々として走ってきます。
お礼で満足度アップ!
そして最後に、終わったら必ず「ありがとう、助かったわ」とお礼を言います。
その時の満足した顔! 何だかこちらも嬉しくなります。
子供の「やりたい!」で家事のペースを乱され、イライラしがちなママへ
子供の「私もやりたい」は、決して家事がしたいわけではないんですよね。
「お母さんと同じことをやりたい」「お母さんの役に立ちたい」という気持ちの表れだと思います。
なので、「〇〇ちゃんのお陰で助かった、ありがとう」と伝えると、それだけで満足して遊びに戻ったりします。
また、思いがけないタイミングで「私もやりたい」と言われ、夕飯準備のペースを乱されイライラしがちな私でしたが、先に呼んでしまうことで、それが軽減されるようになりました。
それに案外、遊びの途中だったりすると、子供の方から「今日はお休みしていいですか?」なんて言ってくることもあるのです。
そんな日はお休みにしてもよいのですが、そこでも「えー卵当番なのに、困るなー」などと言うと、「もう、しょうがないな」なんて言いながら、まんざらでもない顔をして来てくれるのも、楽しいやり取りでした。
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この3つに気を付けていると、私自身の心にも徐々に余裕が生まれてきて、卵を5分混ぜようが、豆腐が半分くずれようが、「まあ、いっか」と思えるようになってきたのです。
半分崩れたお豆腐だって「これは崩し豆腐だ!」と思えば、美味しいもの。
「〇〇ちゃんの切ったお豆腐、美味しいね」という誉め言葉を聞いた時の子供の嬉しそうな顔を見れば、楽しい食卓になります。
栄養のある美味しい食事はもちろんですが、何よりも料理や食事の時間を楽しめる方が、子供にとっても良い思い出になると思うのです。
ぜひ子供とのお料理を楽しんでくださいね。
ライター ゆうママ
美味しいご飯よりも、「楽しいご飯」が子ども育てると考えている5歳児の母です。