
皆さんは、赤ちゃんを寝かしつける時、ゆらゆらと揺らしたり、スクワットをしたりしてやっと眠ったと思ったのに、布団に寝かせようとするとすぐに泣いて起きてしまった、なんて経験はありませんか?
これが俗に言う「背中スイッチ」なのですが、実は皆さんの寝かしつけ方や抱っこの仕方、お布団の状態などを変えるだけでぐっすり眠ってくれるかもしれませんよ。
寝かしつけの仕方と布団に寝かせるタイミングとが重要
今まで、寝かしつけがうまく行っていなかったのは、寝かしつけの仕方と布団に寝かせるタイミングが合わなかったかもしれません。
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今日から実践してみて!究極の抱っこの仕方とは!
赤ちゃんもママもハッピーな抱っこの仕方は、赤ちゃんの背中がまぁるくなるような抱っこの仕方です。
かと言って、無理やりまぁるくさせるのではありません。
自然とまぁるくなる抱っこをしてください。
まず、赤ちゃんの脚をカエルの脚のように開いてください。
M字開脚です。
そして、その状態で赤ちゃんの脚をママの脇腹より少し高い位置にピッタリとくっつけます。
高さはちょうど赤ちゃんのおでこにキスができるような高さです。
その状態で赤ちゃんのお尻を支えるのですが、この時決して腕の力だけで赤っちゃんを持ち上げようとしないこと。
体全体で赤ちゃんを抱っこし、腕は赤ちゃんを軽く支える程度です。
そうすると、自然と赤ちゃんの背中がまぁるい曲線を描きます。
この方法なら、ママは抱っこしているのに腕が疲れにくいし、赤ちゃんも自然とリラックスできるのです。
この時の赤ちゃんの体は柔らかく、足の裏も血流が良くなり、少しピンク色になってきます。
効果的な寝かしつけ方は?
まず、正しい抱っこの仕方で赤ちゃんをママの体全体で支えましょう。
腕だけの力、またママの体を後ろに反った形で赤ちゃんを抱っこするのはやめてください。赤ちゃんの体は不安定でリラックスできません。
赤ちゃんを正しく抱っこしたら、その場でボックスステップをゆっくり踏んでください。
次第に、赤ちゃんは体全体をママに委ね、眠ってしまいます。
でも、はやる気持ちを抑え、まだ布団に寝かしつけないでください。
赤ちゃんが深い眠りに入るのが寝入ってから大体15分位だと言われています。
なので、赤ちゃんが眠ったのを確認してからもボックスステップを15分は続けてください。
赤ちゃんの「背中スイッチ」が作動しにくいお布団とは
とはいえ、赤ちゃんが起きるたび、15分もボックスステップを踏み続けるのは大変です。
できるだけ、赤ちゃんの「背中スイッチ」が作動しにくいお布団をご紹介します。
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背中スイッチが働いてしまう理由
大人のように背中のS字カーブができるのが大体2歳前後頃だと言われています。
それまでの赤ちゃんの背骨はS字ではなく「も」の字のような形を描いています。
この「も」の字である背骨を無視して平らに寝かせてしまうと「背中スイッチ」が作動してしまうのです。
大人でも平らなお布団で仰向けに寝ると横隔膜が開き、なんだか寝苦しいはずです。
赤ちゃんはもっと寝苦しいのかもしれません。だから、泣いて起きてしまうのです。
深い眠りが続くお布団とは
頭部分が30度、そして脚の部分の角度が45度になるようなお布団を作りましょう。
わざわざ買う必要はありません。
下にタオルやクッションを詰めたらいいです。
私の場合は近くにあるオムツなんかも下に詰めて角度をつけていました。
その状態で赤ちゃんを寝かせてみると赤ちゃんの背中はまぁるく「も」の字のままになっていると思います。
これが、究極の寝床なのです。
大人でもこの角度で寝てみると、とっても気持ち良く、リラックスができますよ。
まとめ
お金も時間も掛けることがなく、赤ちゃんを心地よい眠りに導く方法をご紹介しました。
1日24時間中20時間、私はずっとわが子を抱っこしたまま、心も体も壊れてしまいそうな時にこの抱っこや寝かしつけの方法を知りました。
そして、だいぶ救われました。当時は、苦しくて苦しくて泣いてばかりいましたが、今では懐かしい思い出の一部になっています。
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赤ちゃんが泣いているのは理由があるのです。
おっぱいやオムツだけではなく、赤ちゃんと一人の人間として向き合い、何を欲しているのか想像しながら向き合うと、なぜ今泣いているのかが分かるかもしれません。
まずは、ぜひ、ご紹介した方法をお試しください。
ライター れいちゃん
地方に住む35歳の2歳と5歳のやんちゃな男の子のママです。
とにかくじっとしていられない息子達と毎日闘いごっこや外遊びにくたくたになりながらも子供も私もハッピーな生活を追い求めて奮闘中です。