
来年度幼稚園入園を控えている場合、11月に入園が決まることがほとんどですね。
幼稚園入園が決まっても、本当に親と離れてきちんと集団生活ができるかなど、親の方がソワソワするかも知れません。
我が家の場合、入園前の娘は親と離れることができないタイプでしたが、今では幼稚園が大好きで楽しく通っています。
では、幼稚園入園前に今から準備しておくことはあるのでしょうか?
お子さんもお母さんも、安心して入園の日を迎えるためのポイントを5つ紹介します。
1.幼稚園と同じ生活リズムで過ごす
幼稚園入園前は、朝のんびり起きて午前中はゆっくり、なんてパターンも多いと思いますが、幼稚園では決められた登園時間があります。
登園の時間に合わせて早起きしたり、登園時間にお外遊びに行ったり、生活リズムを慣らしておくといいと思います。
「時間中心」の生活に慣らしていくことで、入園後の朝のバタバタを軽減できますよ。
私の身近な例でも、近所に年少さんの頃から遅刻気味のお子さんがいました。
「幼稚園に慣れるまではのんびりでいいのかな?」なんて思っていましたが、その子は年長さんになっても毎日のように遅刻しています。もうすぐ小学生なのに・・・。
幼稚園の後には小学校が待っています。
やはりスタートが肝心! 入園を機に早寝早起きの習慣を身につけたほうがいいと思います。
2.お弁当を食べる練習&作る練習
お弁当持参の幼稚園に通う予定なら、お母さんにとっては「毎日何を入れよう?」と頭を悩ますところですよね。
最近増えている給食スタイルの幼稚園でも、「一人で食べられるかな?」「時間通りに食べられるかな?」など心配は尽きません。
お弁当の幼稚園の場合は、家でも時々お弁当を作って、食べる練習をすると、特別感も出て子供は楽しんで食べます。
中身も、初めは子供の好きなものだけで十分です。
「小さなおにぎりと玉子焼き」など、食べやすいもの少量を入れて、完食したらいっぱい褒めてあげる。
そうすると、次も完食しようと食べてくれます。
出典:写真AC
楽しく食べられるよう可愛いいお弁当を作りたくても、自信がないお母さんには、100円ショップにもある「お弁当ピック」がおススメです。
可愛いものが沢山あるので、私もこのピックに助けられています。
幼稚園によっては、スプーンやフォークよりお箸を推奨しているところもあるようですので、入園が近づいてきたら、練習用のお箸でも良いのでならしておくと、尚良いと思います。
3.「トイレに行きたい」と伝える練習
入園前にはオムツをとりたいですよね。
でも、早生まれの子や発達がゆっくりめな子にとっては、無理なトイレトレーニングは負担になることも。
幼稚園によってもトイレトレーニングに対する考え方は様々で、「出来ればオムツは取りましょう」など、最近では比較的緩いところもあります。
どちらにしても大切なことは、「トイレに行きたい」と先生に伝えられるかです。
幼稚園では、先生が何度も声かけしてくれますが、そういう時は、われ先にと皆がトイレに行きたがるもの。
その波に乗れない子などは、結局行けずにおもらしをしてしまうことがあります。
オムツがまだとれていないお子さんには、きちんと意思表示できた時には褒めて、おもらしした時には「次はおしっこ教えてね」と、“伝える練習”を繰り返ししておきましょう。
でも、例え幼稚園でおもらししてしまっても、大丈夫。
娘が幼稚園でおもらしをした時、「明日から幼稚園行きたくない、とか言い出さないかしら」と心配したのですが、子供たちは意外と受け流しているんですね。
翌日もケロッとして登園していました。
4.幼稚園を楽しいものと伝える
一番大切なのは、子供が幼稚園を楽しみに出来るようにすることだと思います。
そこで、「幼稚園に行ったら、〇〇が出来るんだよ」「お友達とこんなことするんだよ」などワクワクするような声かけをすると、楽しみが広がります。
ここで注意したいのが、しっかりして欲しいがために「お母さんはいないからね」「一人で△△するんだよ」と、子供が不安に思うようなことは言わないようにすること。
出典:写真AC
それでも、どうしても不安がいっぱいの子は、「お母さんはどこに行くの?」など聞いてくるようです。
その場合は、(ウソになってしまうのですが)「お母さんは2階の教室にいくよ」などと言って、入園に臨んだお友達もいました。
入園前から「行きたくない」気持ちがあったら、まずはその不安を取り除いてあげましょう。
また、制服や鞄などが届いたら、着替えの練習も兼ねて“幼稚園ごっこ”を楽しむのもおすすめです。
名前を呼んで返事をする練習など、ごっこ遊びをしながら覚えていくといいと思います。
5.自分の目で見て判断する
親も子も、初めての幼稚園。
子供は“分からない”ことで不安になりがちですが、一方お母さんはというと・・・噂に振り回されて不安を増やしていませんか?
「保護者の出番は多いのか?」
「ママ友同士のお付き合いはどんな感じ?」
などの情報を得て、お母さんの幼稚園生活を楽しむためには、自分の目で見て、耳で聞いて判断することです。
出典:写真AC
とはいっても、私の場合、通わせたい幼稚園にママ友はおらず、困っていました。
そこで、未就園児でも参加できる運動会に参加したり、園庭解放に足を運んだりしながら、その時に在園のお母さんがいたら、少しお話しを聞いたりしました。
その幼稚園のママは皆さん、面識のない私にも優しく教えてくれました。
そして、私が質問される立場になった今は、その気持ちがよくわかります。
娘が幼稚園生活を楽しんでいるからこそ、
「他のお子さんにも楽しんでほしい」
不安に思っているお母さんがいれば、私がそうだったように、
「出来るだけ質問に答えてあげたい」
と、思うのです。
ちなみに、入園前に周囲から聞いた
「あの幼稚園は〇〇らしいよ」
と、いう噂は、まったくのウソだったことが今では笑い話です。
幼稚園に入園すると、少しずつ自由な時間が増えてきます。
その時間をどんな風に過ごすか考えると、楽しみがまた一つ増えていきますよ。
まとめ
幼稚園入園前までに、
「あいさつ」
「一人でお着替え」
など、出来た方がいい事は山ほどあります。
出典:写真AC
でも、たった3歳の子供です。
まだまだ全てが出来なくて当たり前の年齢ですので、それほど神経質にならず、幼稚園生活で徐々に出来るようになればいいと思います。
親がいくら言っても出来なかったことが、幼稚園の先生や友達の影響を受けて、あっという間に出来るようなるのが、子供の不思議ですよね。
そんな大きな成長を見られる幼稚園生活。
親子で楽しく登園している姿を想像しながら、迎えましょう!
ライター ゆうママ
入園前のドキドキが今は懐かしい6歳娘の母です