【海外育児事情】長い冬を楽しく!ヨーロッパのクリスマスの過ごし方

12月に入り、日本でも少しずつクリスマスムードが高まっているころでしょうか?
現在私はアフリカに住んでいるので、クリスマスツリーを飾るのは一部の富裕層くらいのようです。
キリスト教信者はたくさんいるので教会でのミサはありますが、やっぱりクリスマスイベントの本場と言えばヨーロッパと思わずにはいられません!

今回は私がヨーロッパのとある国に住んでいたころに体験したクリスマスのお話です。

11月ともなると17時くらいには日が暮れ、もの寂しい雰囲気になるヨーロッパ。晴れ間が覗く日はめったにありません。
でも、子どもたちは暗くたって平気!21時くらいまで外の公園で遊ぶ声が聞こえます。

長く、寒い冬をどう過ごすかはヨーロッパの人たちにとって一大事。
その中でもクリスマスの時期は家の中を飾り付けたり、クリスマスマーケットに出かけたりと多くの時間をかける大切なイベントです。

ヨーロッパのクリスマスツリーは本格的

言わずと知れたクリスマスツリー。
うちのマンションのホールにも、普通のスーパーにも、必ず2~3m級の大きなツリーが飾られていました。

我が家は長女がまだ赤ちゃんで飾り付けをするどころかツリーを倒しそうで危なかったので、お友達のおうちのツリーを見せてもらいました。

出典:写真AC

 

近所のスーパーやIKEAなどの大型店、そして週末のマルシェには生のもみの木が売りに出されます。

お友達のおうちは旦那さんがイギリス人で、さすがの本格使用。
ツリースタンドなる大きな支柱に生のもみの木をドーン!

毎年もみの木を買いにいくところからクリスマスはスタートするのだそうです。
オーナメントはヨーロッパ各地のクリスマスマーケットで仕入れたり、自分で作ったりするのだそう。大きなもみの木を飾るにはたくさんの飾り付けが必要で大変そうでした。

子供たちが喜ぶ!アドベントカレンダー

アドベントとはキリスト誕生の日=クリスマスを待ち望む期間のことで、クリスマスに1番近い日曜日から数えて4週前の日曜日から始めます。
しかしながら、市販のものでは多くのものが12月1日から24日になっているようです。

だいたいのものは、1から24まで番号がふってある小窓があり、「1日には1番、2日には2番」というふうに毎日小窓を開けていきます。
その中には小さなお菓子やオーナメントが入っていて楽しい仕掛けです。

出典:写真AC

 

木製の自分で中身を入れられるものや、有名ショコラティエが作ったものなどいろいろあって迷いそう!
誰が開けるかでけんかにならぬよう、知り合いのお子さんは紙製のアドベントカレンダーを1人1個持っていましたよ。

とってもかわいいので、日本でも近いうちに広まっていきそうな予感がします。

クリスマスのクッキーは手作り

クリスマスのスイーツと言えば日本ではクリスマスケーキをイメージするかと思います。
ヨーロッパにもドイツのシュトーレンやフランスのブッシュドノエルなどクリスマスケーキが存在しますが、どの地方にも共通するのはジンジャーをはじめとしたスパイスたっぷりのクリスマスクッキーです。

クリスマスツリーの飾り付けとしてもつかわれるレープクーヘンはクリスマスマーケットで買ったりもしますが、多くの場合は各家庭で親子一緒に焼きます。
私は現地の味を試してみたくて、スーパーに売ってあるクッキー生地を購入してみました。

本当にいろんな種類の生地があって選ぶのも楽しいです。

作り方は簡単!
生地を伸ばしてこどもと一緒に型抜きをするだけ。あとはオーブンで焼き上げます。

たくさんできたクッキーはクリスマスまでに少しずつ楽しむのだとか。お友達同士で交換し合ったのも、よい思い出です。

出典:写真AC

 

日本では恋人の日のイメージがある(今はそうでもないのかな?)クリスマスですが、海外では家族が集まって楽しむ意味合いが強いです。
お子さんがいるとついついクリスマスプレゼントばかり気にしてしまいそうですが、ヨーロッパの人々のようにクリスマスを待つ間の楽しみも共有できるといいなぁと思います。

ライター めりーまま

海外と日本を行ったり来たり。5歳と3歳の姉妹を育てています。



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