
「ロボット」「レゴ」というワードに飛びついた6歳の長男と次男を連れて、LITALICOワンダーの無料体験に行ってきました。
無料体験の内容、感想、周りの子どもたちの様子なども交えてご紹介します。
ロボットプログラミングの体験に行ったわけとは?
小学校に入ったらプログラミングに通わせようとは思っていたけれど
我が家の子どもたちは、レゴ大好き長男、ロボット大好き次男という双子です。長男はレゴを始めると集中しすぎて何も耳に入らない子。
次男はロボット大好き!と言っても、まだ自分で作ったことはないのですが、自分の欲しいロボットの絵を書いたり、想像するのが好きなようです。ちなみに今好きなキャラクターはドラえもん。確かにロボット、ですよね?
長男も次男も、幼稚園の時にレゴスクールの体験や近所のプログラミング教室の体験はしたことがあります。
どちらも本人たちはとても楽しんでいましたが、親としてはまだ早いかな~と思っていました。
小学校に入学してからでも…と思っていたら、なれない小学校生活で新しい習い事をする時間もなく、もうこんな時期に!
そこで早速、子ども向けプログラミング教室の体験に行ってみることにしました。
子どもプログラミング教室LITALICOワンダーで体験したわけ
LITALICOワンダーは体験無料
プログラミングスクールの体験って有料な場合もあるんですよね。レゴスクールなんて体験だけで3,000円以上した記憶があります。
LITALICOワンダーは、体験が完全無料だったのことも体験を申し込む決め手になりました。
LITALICOワンダーは家の近くにあった!
やはり子どもの習い事は家から近い方がいいですよね。
今回体験させてもらったのは、我が家から一番近いLITALICOワンダー渋谷教室です。渋谷駅からほど近くにあり、ビルの1フロアが教室になっていました。
LITALICOワンダーは現在、東京・神奈川に13教室。そのうち3教室は今年オープンしたばかりです。今後も続々と増えそうですね。
LITALICOワンダーの無料体験は4つのコースから選択できる
LITALICOワンダーの無料体験は4つのコースから選択できます。
一番人気なのは、ロボットプログラミングでロボットを動かす「ロボットクリエイトコース」なんだそう。年長さんから小学校3年生までのコースです。
ロボットが好きな高学年のお子さん向けに「ロボットテクニカルコース」というのもありました。小学校3年生から高校生まで、細かなパーツを組み立ててプログラミングをするので幅広い年齢が対象となっています。
次にスクラッチ(Scratch)というプログラミング言語を使ってPCゲームを作る体験ができるのが「ゲーム&アプリプログラミングコース」です。
スクラッチは汎用性のあるプログラミング言語ですし、子どもにもわかりやすいと定評がありますから、私もぜひ子どもたちに経験させてみたいと考えています。
最後にちょっと特殊なのが「デジタルファブリケーションコース」。デジタル機器で作る工作教室のようなものでしょうか?デザインの勉強にもなるようです。体験では3Dプリンタでオリジナルのフィギュアが作れます。
このコースは他の教室では見たことがありませんので、デジタル工作に興味のあるお子さんにはおすすめです。女の子も興味を持ちやすいかもしれませんね。
子どもプログラミング教室LITALICOワンダーはワークショップも開催している
体験が無料の場合1度の体験で入塾を決められないと、その後どうしようか迷いますよね。もう一度無料体験はできないだろうし…。かといって本当に子どもに合っているのか迷っているし…。
そして私が一番苦手なのが、体験後にすぐ入会するとこんな特典があります!みたいなやつです。大手音楽教室やスイミングスクールとかでよくありますね。あれは入会を焦らされているみたいで。本当に入会できそうな年齢になってから体験したほうがいいのかな?なんて体験させること自体を躊躇してしまったり。
でも、体験は子どもが興味を持った時にすぐにさせてあげた方がいいと思うんです。そしてまだちょっと早かったかな?と思ったら、数か月後、数年後に体験させてあげるのがベストだと考えています。
その点LITALICOワンダーは体験後、いつでも電話で入塾でき、即日入会を半強制的にすすめられたりはしません。
そして嬉しいのが、体験後でもさまざまなワークショップに再度参加可能ということ!ワークショップは有料ですが、子どもが参加したいコースを選んで1日~数日間の短期間、プログラミングやロボットなどについて再度学ぶことができます。
2018年はこの後、「冬の特別講習 ウィンターラボ2018」を開催するそうです。
プログラミングカーを作ったり、作ったロボットでバトルしたり、スクラッチでゲームを作ったりできます。
子どもたちはロボットプログラミングに夢中ですが、私としてはスクラッチに触らせてみたいので、日程が合えばスクラッチを使うワークショップに参加させたいと思っています。興味を持ってくれるといいのですが…。実際に参加したときはまたブログに書きますね!
ロボットを作ってプログラミングで動かす!ロボットクリエイトコースの体験談
スクラッチを使う「ゲーム&アプリプログラミングコース」の体験をして欲しかった私の考えとは裏腹に、子どもたちは「レゴ!」「ロボット!」とうるさいので結局「ロボットクリエイトコース」を体験することに。ロボットクリエイトコース」体験の流れをご紹介します。
自己紹介だけで子どもの心をつかんだスタッフ
最初は自己紹介。冗談を交えながらスタッフのニックネームや子どもたちの名前を確認していきます。
親と離れたばかりで緊張気味だった子どもたちも、すぐにリラックスした様子に。
これは正直私も驚きました。
プログラミングスクールのスタッフさんは、だいたい本職がエンジニアだったりで、それほど子どもと向き合うのが上手ではないんですよね。割と淡々としているというか。
教育関係の企業がはじめたスクールなら違うのでしょうけれど。レゴスクールのスタッフさんも、そこまでにこやかなイメージはありません。
あとで聞いてみると、LITALICOワンダーのスタッフさんはエンジニア、発達障害の教育に携わった経験のある方、人口知能専門の方、教育について勉強した方などさまざまなんだそうです。
そして、子どもとの関りかたについて随時スタッフ研修を行っているんだそうですよ。
今回体験に参加していた子供たちは4歳~で積極的な子が多い印象でした。スタッフさんの対応がよいので積極的な面を出せたのかもしれませんね。
女の子よりも男の子が少し多かったです。
まずはパーツ選びから!
まずはロボット作りのためのパーツを探します。レゴの山から一つずつ探していくのですが、説明書が見やすいので意外とスムーズに探し出していました。
最初は遠慮がちだった子どもたちも、どんどんレゴの山に乗り出しはじめ、夢中になっています。
基本は見守っているだけのスタッフ
困った様子の子どもには随時声をかけていますが、スタッフの方たちは基本見守っているだけです。
パーツ選びが進んでいない子は手伝ったりします。
長男と次男は黙々と作業をしていたので、ほとんど声をかけられませんでしたが、「早いね」「さすがだね!」などと適宜ほめて下さっていました。
せっかち長男の様子は
何事もせっかちで、決められたとおりにやらないと気のすまない長男。パーツをきっちりそろえ、黙々と組み立て作業をしています。
本当に合っているか、確認しながら作業している様子。レゴでは大作を一人で作り上げる長男ですが、途中で失敗して思い通りにいかないと癇癪を起すことがあるのでドキドキでした。ですから、つい途中で合っているか私が確認したくなってしまうのですが、スタッフの方によると「失敗してやり直すのも勉強ですから、間違っているとわかっても指摘はしません」とのこと。「なるほど!!!」ですよね。
こういったスタッフさんのお話も、親としてとても勉強になりました。
のんびり次男の様子は
次男はのんびりマイペース、しかも飽きっぽいので、長男や私の助けなくして最後まで作り上げられるのかが心配でした。
でも、意外なことに長男よりも次男の方が完成は早かったんです。
最初、パーツ探しの段階でもつまずいていた次男ですが、同じものを作っているお友達をじーっと観察。(最初は飽きて他の子を見ているだけだと思っていましたが違ったみたいです。)そしておもむろにパーツを探し出し、着々とすすめはじめました。
途中長男が「どこにいったんだよ…」と独り言を言いながら目を皿のようにしてパーツをさがしていると次男が何も言わずにそのパーツらしきものを手渡すシーンも!
「次男やるじゃん‥‥?!」
次男の意外な素顔が垣間見れたのもよかったです。
自宅で、2人でレゴをやっている時よりも集中していましたし、他の子どもたちがいることで二人が協力している様子もわかりやすかったです。
ほかの参加者の様子は
最年少が4歳の男の子でしたが、普通にパーツ探しを楽しんでいる様子でした。女の子たちが意外とすごくて、早いし積極的でした。日頃からレゴが好きなんでしょうね。
完成時の笑顔は格別
どの子どもも、ロボットが完成した時はとても嬉しそうでした。次男はなんと1番に完成し、実際にプログラムを動かしていました。
長男も遅れてプログラミングに参加し、プログラムの順番を変更したり、動作の間隔を変えたりといった工夫をしていましたよ。
ロボットを作ってプログラミング!子どもたちの感想は?
実は同じようなレゴロボットを使ったプログラミングは別の教室でも体験していたのですが、その時はまだ年中さん。親の手助けが必要だったこともあり、今回ほど楽しそうではありませんでした。(あのロボットを持って帰りたい!家でも作りたい!とうるさかったですが)
そして今回の感想はというと…?!
長男の感想
楽しかった?
→楽しかった!!!5段階の4!
(1つまらなかった・2少しつまらなかった・3どちらとも言えない・4楽しかった・5ものすごく楽しかった)
どうしたら5になるの?
→ゲームのプログラミングだったら5になるかも?
どこが楽しかった?
→作った後、動きを工夫できるのが楽しかった!!!(興奮気味)
スタッフさんはどうだった?
→うーんと…優しかった。
スタッフさんは面白かった?
→うーん……。うん!
他に感想は?
→もっと難しいのもやってみたい。うちでもやりたい。ゲームを作る方をやってみたい。
レゴに夢中になりすぎて、スタッフさんのことはあまり記憶にないようでした。
予想通り上級生がやっていたゲームプログラミングに興味を示していたので、次回はそちらをやらせたいと思います。
次男の感想
楽しかった?
→楽しかった!!!5段階の5!
どこが楽しかった?
→動かして遊ぶのが楽しかった!違う動きにもしてみたよ(スキップしている…)
スタッフさんはどうだった?
→面白かったよ!
いつも答えは割と適当な次男ですが、スキップしながら全身で楽しかったと訴えていたので、本当に楽しかったのでしょう…ね。
体験してみるとわかること
次男のように、普段レゴにそれほど興味がなくても、その先の動かす工程が早くやりたくて集中する子もいるんですね~。
長男はロボットが出来上がったあと、プログラミングに興味を示すかが問題でしたが、それなりに工夫して楽しんだようです。次はスクラッチをやってみたいという意欲もみせてくれました。
「うちの子はレゴに興味があまりない」「プログラミングなんて、まだ難しい」「ロボットに興味がなさそう」と思っていたのが、体験させてみると意外と夢中になることもよくあるそうですよ。
体験してみたことがないことって、興味があるかないか、わからないですもんね。
LITALICOワンダーはレゴスクールの体験よりも満足度が高い?
最後に、レゴを使ったロボットプログラミングと言えばレゴスクールが有名ですが、レゴスクールとの違いについて単刀直入に聞いてみました!
レゴスクールは学年別にカリキュラムがあり、基本的にはカリキュラム通りに進めるんですが(長男と次男が体験に行った時もそうでした!)LITALICOワンダーは個々のペースで進めていいのだそうです。さまざまな学年の子どもたちが一緒に学んでいるんですね。カリキュラムのここまではやらなきゃ!というしばりもないので自由な雰囲気なんだそうですよ。
それでも授業はたっぷり90分ありますから、自由な中でも子どもたちなりに課題をこなしていくんだとか。
レゴスクールはデザインやメカニズムを深く学んでからプログラミングに入るので、実際にプログラミングができるのは小学校中・高学年から。
たしかに深く学ぶ、という点ではレゴスクールが優れているのかも…?でもすぐにやってみたい!という気持ちを満たしてくれるのはLITALICOワンダーなのかな?と思いました。
子どものロボットプログラミングはまず体験を
2020年から小学校で必修化されるプログラミング。
「うちの子には、まだ早いかな?」「興味ないかな?」と躊躇する前に、まずは無料体験に行ってみてはいかがでしょうか?
いつもと違う子どもの様子が見れるかもしれませんよ!?
ライター:くまみー
子育てが趣味の双子男子の母です。